- 掲載媒体
- 朝日新聞
- 掲載日
- 2014年3月5日
掲載内容Contents
「勝手に関西遺産」というコラムへ! 身代り申の形はえびぞりではなく、 猿が木を登る姿です・・・ 2014年3月5日 朝日新聞 夕刊へ掲載頂きました。 http://www.asahi.com/articles/ASG2N643XG2NPLZU006.htm 身代わり申 真っ赤な布の手まり?と思ったが、四つの手のようなものが伸びていて、 その間に白い布のまんじゅうがくっついている。二十数年前奈良に住み始めたころ、 古い家並みが残る奈良市の旧市街、奈良町でこれを見かけるたび、不思議に思ったものだった。 しばらくして、それは「申(サル)」のぬいぐるみとわかった。その名も「身代わり申」。 人の体の中には「三尸(さんし)の虫」が住んでいる。夜になるとはい出して天まで昇り、 その人の悪行を天帝に告げ口する。