岡山理科大学教育学部のダッタシャミ教授からのオファーを頂きグローバル教育センター「国際バカロレア評価論」教育学部1年生開講「ゼミ紹介」合同授業でお話しました。
ダッタ シャミ教授は、岡山理科大学 教育学部 中等教育学科 教授・コース長で日本国際バカロレア教育学会 – 理事・副会長もやられてます。
そして、私たちが推進する「ならまちリーグ」のアドバイザーも兼務して頂いてます。
今回授業のテーマは「ならまちで学ぶ SDGs」~語れる人へ~と言うテーマでお話しました。
■授業の進め方は、
岡山理科大学の教室で通常に授業があり、国際バカロレアの単元の書き方等を学習される授業が行われ、その授業を私もオンラインで聞きその後、授業後半にわたしがオンラインで講話させて頂きました。
■参加者は
教室の学生さん60名位で元院生2〜3名、及び東京工芸大学院とオックスフォード大学ロンドンからZoomで入られてと、正にハイブリッドな授業でした。
岡山理科大学のIB 教員養成プロジェクト準備室長兼、現グローバル教育センター長の眞砂和典教授様も運営側でサポートして頂きました。ありがとうございました。
又、単元には全く興味ないけれどもジャパンスタディーズに興味がある学生さんも参加があったみたいです。
■授業前にダッタシャミ教授から
学生さんへ下記を書きだそう!提案がありました。
1 考えさせられた事 2 疑問点 3 面白い点 4気持ち悪い点 5 もっと知りたい点
■奈良町資料館 南の授業内容は?
1 「ならまち?」
2 「ならまちで SDGs?」
3 「ESDとSDGs?」
4 「アドミッションポリシー?」
5 「PDCA サイクル?」
6 「知の理論?」
7 「社会人になり働く方へ3つの提案」
の内容を語らせてもらいました。
冒頭に成長マインドセットは個人だけでなく企業や学校など、集団にも存在するお話し、例えば、企業理念、歴史、市場、商品特性、成功体験などにより企業も独自の価値観を保有しているのです。
ルールはまるで違うけれど、大学での学びは社会人になった時の習慣としてとても大事です。だから、大学卒業後の生き方を
考ながら過ごすのが大変重要と思います。
また 奈良ふしぎ旅図鑑の映像(相武紗季さん)を見て信仰とは?を皆さんで考察しました。
IB教育の中の「知の理論」知る方法が8個あり
1 言語 2 知覚 3 理性 4 感情 5 直観 6 記憶 7想像 8信仰 なんと「信仰」があるのです。
私は「知の理論」TOKを読みサプライズでした。
私のイメージで「信仰」と言うのは、「自分の精神や哲学を創る」もう少し私の現場レベルに落としたら「歴史の紐解きは事業のアイデア宝庫」みたいなイメージです。さて皆さんはどんなイメージだったかな?
それから、「ならまち」とは?元興寺の境内跡地なのですよ!
世界文化遺産「古都奈良の文化財」御紹介
奈良市の遺産は神道や仏教など日本人の信仰と密接な関係がありま
す。 神社仏閣などの建造物はもちろん、数100年続く伝統行事を
受け継ぐ場所として欠かせないのが奈良市の世界遺産なのです。
ここでも信仰と言うイメージが出てきました。
それではなぜ ならまちで SDGs?なのでしょうか?
まずは、コロナ禍における、観光客の激減で、アフターコロナを見据えて ミュージアムの新しい体験テーマ:「奈良町資料館で学ぶSDGs」を企画しました。
やはり対象は、生徒~大人が奈良の文化遺産とSDGsの深い関係を体験考察することを望んでます。
つまり「自分でプロセスを探し、ゴールへ導く」のです。
そんなミュージアの構築を目指したいのです。
「ESDとSDGs?」についてもお話しました。
世の中にある多くの”SDGs”活動の共通性や相違性についてはどうでしょうか?
まずは、共通性について着目すると、SDGsのアジェンダ に「我々の世界を変革する」とありますが、経済格差激減、二酸化炭素削減だけでは、課題解決にはならないと思います。そこには、・現代的・地球的な解決方法として①国際協力 ②技術革新 ③人々の育成 が欠かせません。
つまりそのような 持続可能な社会の創り手を育てる教育がESD でありその教育が一番大事なのです。
奈良町資料館にたとえると元々現存する、展示用の絵看板や民具又、ならまち界隈で行われてる祭事や文化信仰においてもSDGsの素材として活用できESDとしての可能性が沢山あるのです。
SDGsの項目で奈良町資料館としてスポットを当てる分野も考察してみました。
また「ならまちで学ぶSDGs」持続可能な社会にする為の内容は、ならまちの歴史文化遺産、1300年以上の歴史があります。
その歴史文化遺産から、持続性を有する学ぶ内容は凄く沢山あります。
次に、岡山理科大学で全ての学部生が対象で、教員免許取得を目指す本学の学生であれば誰でも受講可能なIB教員(DP)の認定を受けることができるIB教員養成コースに通じる、わたしが最近注目してる「知の理論」TOKの概要を社会人になったステージを想定して少しお話しました。
大学入試改革が進む中で注目されてるプログラムは国際バカロレアIB教育。「探究心を引き出す役割を担う」物事を深く究明しようとする心を育むのが大事なのですね。
教科の垣根を越え学際的な観点から言語、文化、伝統の多様性を認識し国際理解を深める、考察時の横断的な考え方です。
教育の主体は教える側ではなく、学ぶ側に主体とあり、学校では教師と学生ですが、社会人に置き換えると、上司と担当者です。又は責任者と担当者あるいわ経営者と部下の関係ですよね。
つまり人材育成スキルズにつながります。
やる気 やりがえ いかに主体的に語れ、行動できるかが社会では望まれますよね。
わたしはいつも奈良町資料館へ来てくれる学生アルバイトさんにプラスワンの仕事を心掛けようと伝えてます。
お願いした仕事 + 1の心得つまり意識の醸成なのです。
「探究心を持ち洞察してみよう!」
そしたら空気の読めない人とは言われないでしょうね(^^♪
この授業を受けられた学生さんが、更なる「語れる人へ」
アップデートされた姿を想像して次はならまちでお逢いできる事を楽しみにしてます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
講義内容 PDF ☟
http://naramachi.co.jp/wp-content/uploads/2021/12/5f20b3bc8df87555b8c44b464e6e6052.pdf