石井陽子 写真展『街はぼくらのもの』
2019 「奈良県大芸術祭2019 参加」
■日時 2019年11月5日~12日
■場所 奈良町資料館 近鉄奈良駅より徒歩15分 A,B、C ゾーンへ展示
■詳細
住宅地に駐車場、お土産物屋さんの店内に、しか・鹿・シカ!
人工物のなか悠然とたたずむその姿は、圧倒的な違和感と、
不思議な愛嬌がたっぷり。
今からおよそ1350年前、平城京の鎮護のため茨城の
鹿島神宮から武甕槌命(タケミカヅチノミコト)が
春日大社に招かれました。
この時、武甕槌命は白鹿に乗って御蓋山(ミカサヤマ)
に降りられたといわれています。
以来、奈良の鹿は、神の使いとして大切にされ、
天然記念物として保護されています。交通事故や近隣
の農家への食害などの問題を抱えながらも、奈良の人々は
鹿とともに暮らしてきました。
地元の人にとっては鹿がいるのはごく自然なことですが、
県外から訪れる人々は、野生動物である鹿が街中を自由
に歩いている光景に新鮮な驚きを感じます。
神奈川県在住の石井陽子もその一人です。
2011年3月、早朝の奈良で交差点の真ん中に堂々と立つ
2頭の鹿に魅せられて、「鹿写真家」としてその姿を
ずっと撮り続けてきました。
この展示では、鹿写真家・石井陽子による奈良にしかない
「しかしか」写っていない不思議で楽しい写真の数々を
ご覧いただきます。