- 掲載媒体
- 奈良新聞
- 掲載日
- 2016年9月2日
掲載内容Contents
県大芸術祭参加の美術イベントが1日、奈良市西新屋町の 奈良町資料館(南哲朗館長)で始まった。初日から多くの来場者があり、 趣向の異なる数々の展示作品を鑑賞した。 同イベントでは陶芸や絵画、絵手紙など七つの展示会を同時開催。 数々の入選歴のある、生駒市の陶芸家の吉田久巳さんは「煌(きらめ)きの陶展」 をテーマに、従来の陶芸の枠にとらわらない新たな美を追求したオブジェを 展示した。 また、茨城国体のマスコットキャラクターを手がけたイラストレーター のミウラナオコさんは、絵画「どろんこちゃん」を出品。 「日本の風景美を楽しむ会」の田中彰治郎代表(生駒市)は「奈良の四季」で、 寺社や風景など四季折々の奈良を水彩画で描いた作品を並べた。 同祭期間中の11月30日まで計22の作品展を予定。同館では同祭後も引き 続き作品展を計画している。 吉田さんの作品に見入っていた生駒市の萩原とし子さんと、細谷江利子さん は「陶芸とは思えない色合いやデザインで、とても美しくて魅力的」 と感心していた。 入館無料。午前10時から午後4時開館。問い合わせは同館、 電話0742(22)5509。